PLANETEに戻る

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私自身のためのシャンソン(3)

情報・読み物 私自身のためのシャンソン(3) 2004/10/21
アルバムを出すということ

この12曲を見ていると「Nantes」と「Chapeau bas」以外は、アルバムのための書き下ろしのようだ。全曲自作で固めているが、例外として「San bagages」の作詞はSophie Makhno、「Ni belle ni bonne」の作曲はLiliane Benelliである。前年CBSから出た「Dis quand reviendras-tu?」は「Le verger en Lorraine」の作詞がJean Poissonnier「Ce matin la」の作曲がLiliane Benelli,ここまではこれも、私自身のためのシャンソン、なのだが「De Shanghai a Bangkok」及び「Vous entendrez parler de lui」の2曲がGeorges Moustaki、「Liberte」が作詞Maurice Vidalin、作曲Charles Aznavourと、まるまる他人の曲が計3曲入っている。さらにこのアルバムは書下ろしではなく、61年62年そして63年に2枚出た計4枚の45回転の寄せ集めである。ただ私の好みで言えば断然63年の33回転に軍配を上げるたい。ちなみに63年のジャケット写真はJean Pierre Leloir。顔写真はCapucines劇場出演中に撮影されている。この表情がなんとも言えずに良い。なおこの「Dis quand reviendras-tu?」はジャケット及びタイトルを「L'album d'or de Barbara」と変えて1973年に再発売されている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Claude Dejacquesと仕事をする過程でスタジオワークの楽しさに気づいた。録音技師の神業にも気づいた。コンソールのボタンをいじれなかったけれど、そのうち出来るようになるわ。音が私を新たに魅了した。私の声のスペクトルも自分の目で見た。内なる感情や笑いは呼吸の終わりにあるとわかった。音が無味乾燥にならないように、また私の人生そのものである私の声と私の呼吸のイントネイション、モジュレイションに気を配ってもらえるように、いつもこだわるようになった。このこだわりのために私は頑張ってきた。
ジャケット制作の段階になって、気に入るものが見つからなかった。才能あるPierre FaucheuxをLuc Simonに紹介してもらった。Philipsの私の記念すべき最初のアルバムジャケットを彼に依頼することができた。
「Pierre」がうまくいったのはMichel Portalのサックスのおかげだ。「Pierre」を録音したのはBlanquiスタジオだった。Michel Portalはメロディーを聴きその場でサックスのパートを演奏した。そしてその後、彼の即興の場合いつもそうだが、後で音を動かすことはなかった。そのパートは後にロマン・ロマネリのアコーディオンにそのまま引き継がれた。
もう一人このアルバムに関して忘れたくないのはギタリストのElek Bacsikだ。すでに一緒に仕事をしてきたし、出来ればもっと長く一緒に仕事をしたかった。
さらにもう一人はSophie MakhnoことFrancoise Lo。すぐ後私の秘書として働いてくれることになる人だ。彼女はこのアルバムのために「Sans bagages」の歌詞を書いてくれた。
結局このアルバムのためにClaude Dejacquesと私は8ヶ月をかけた。1964年9月にようやく発売の日を迎えることが出来た。
(「Il etait un piano noir...」P.161~P.162)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回の追記:
「Barbaraは自らのトゲ(過去)で自傷を負った(歌を刻した)薔薇の女だった」の一行はClaude Dejacquesの著作「Piegee la chanson」(1994年3月発売)から引用した。

1967年5月「Barbara singt Barbara」の録音でHambourgに同行したClaude がある日、ホテルの前の湖にて秘書のMarie ChaixとBarbaraと三人で語り合う場面があった。そのとき初めてBarbaraはベルギー時代やそれに劣らない苦しい過去の話の口を開いた。これはその時Claude Dejacquesが思わず感じた音楽監督としての率直なBarbara評であろう。原文はこうなっている。

Dame a la rose,engratignee par ses propres epines,elle etait.

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://musiccrosstalk.blog7.fc2.com/tb.php/19-611538bb

«  | HOME |  »

2017-06

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

Bruxelles

Bruxelles

FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。