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Catherine LaraとBarbaraの出会い

Catherine Laraは1987年Michel Lafon社から出版された「L'aventuriere de l'archet perdu」でBarbaraに関してこのように書いている。-

自分でレコードを買うようになってから、聴くレコードもギターで演奏するのも、ほとんどすべてBarbaraの曲だった。だからある日、その長年の憧れの人の声が電話の向こうに聞こえてきたとき、私がどれだけわれを忘れたか、誰でも想像できると思う。
ーあなたとお会いしたいのーとBarbaraは私に言った。-

Barbara?電話線を通して私の家にやって来たの?数秒間信じられなかった、そんなこと。むしろ、自分の気持ちが昂ぶったために、不思議な幻聴を聞いていると思った。でもそれは幻聴でも夢でもなかった。電話機の向こうの声が続いた。
ーあなたのレコードを聞いたの、そしてね、できたら一緒に仕事をしたいと思って。-
受話器を何度も落としそうになって、必死に耳に押し当てた。半分上の空、た、多分会う約束をしたように思う。行かなければ。必ず。その日まで興奮して、不眠にならないために、シナノキの濃縮液をタバコに混ぜて平静を保たなければと思った。

運命の日が来て、私は出かけた。アスピリンで神経を鎮めて、でも身体全体がコントロール出来ないくらいに震えた。こんな状態の私を見てBarbaraは握手をするために手を差し伸べるべきか、イスをすすめるべきかわからなかった。私はまともな会話をして、できるだけ寛いだ様子をしようと努力した。
私は話すために口の中で舌を7回転させねばならず、こんな状態で言葉の方も緊張して、口の出口を見つけるのに四苦八苦していた。
何度か口ごもった後、結局その方が全く容易かったので、しかもそれしか出来なかったのだが、テレパシーで会話した。

Barbaraは強い印象を残す女性だった。出会う人々に完全に正体をさらけ出させる術を心得ていた。けれど彼女自身は本心を覆っている面を持っていた。
彼女をよく知っているつもりでも、彼女が纏っているミステリアスなオーラを超えて見届けることは出来なかった。たとえば、鏡の表面を見ているような感じだった。ただ彼女もふたご座で、だからもう初めから私たちはとても仲良くなれた。ふたご座二人、だから四人分の情熱があった。ある日笑っていたり、次の日口論したり、全体的にはユーモアに満ちていて、でも時々暗く沈む。
コインを投げて裏表で何かを決めようとしても、どちらが意欲を失うわけでもない、、、なくなるのは投げられたコインだけ、、、そんな関係だった。

Barbaraは他者の人生に影響を与える力を持っていた。どのように人々が彼女の人生に外から内にフラフラ迷い込んでいくのか、誰にもわからない。出会ったその日から、私の全意欲は彼女に従うようになる。一緒にした仕事が終わってからも私たちの友情はそのまま続いている。
彼女のために私は2曲作曲した。「Accident」と「Au clair de la nuit」だ。大きな感動だった。「La grand dame en noir」のために作曲できたという大きな喜び。

ある日Barbaraは私にGeorges Moustakiを紹介してくれた。私自身の青春のベルエポックに於ける、忘れてはならないもうひとつの出会いになった。彼の思い出、忘れがたい数々の瞬間、Moustakiの思いでも書かずにはいられない。

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