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おばあちゃんの思い出

Barbaraの祖母は1880年10月18日MoldavieのTiraspalに生まれる。そして131rue Marcadet a Paris 18区に住んでいた。

1946年の夏、Barbara一家はBretagneTregastelにヴァカンスに出かけた。Barbaraが唯一持っている家族ヴァカンスの思い出。仲間たちと深夜まで出歩いたり友人たちと映画のような夏を過ごした。このときBretagneという土地に恋をしたとBarbaraは書いている。

ある午後、一人でいるときBarbaraはおばあちゃんの声を聞く。うめき声。岩から出てくるように聞こえる。そこへ母が帰ってきた。Barbaraは今聞いた衝撃的なおばあちゃんの声について母に語る。その数時間後電報が来た。おばあちゃんが永眠したという知らせだ。母は急遽Parisに戻ることになった。Barbaraも一緒に行きたいと父に頼む。父は拒否。Barbaraは父を脅し、わめき、このとき初めて父はBarbaraの中に強い反抗、抵抗を見て、怯む。Barbaraは父に従う子供ではなくなったのだ。母とParisに戻る。

Marcadet通りから家族の墓地のあるBagneuxまで祖母の葬列に母娘二人で参加した。そして二人はVitruveに帰っていった。

私は祖母が大好きだった。今でも、祖母のことを語ると感情に流されそうになる。祖母の死は心臓を一突きされた傷跡のように残っている。あまりのショックでその後2年間程、私は祖母の死を事実と認めることができなかった。祖母はいたるところに現れて見えた。いつもずっと生きていると思っていた。
祖母はKirklesを作ってくれた。
祖母はブローニュの森にある動植物園に連れて行ってくれた。
私は祖母に私の歌を聞いてもらった。
祖母はロシアの小さな人形をくれた、箱をくれた、バッグをくれた。
祖母はお米の粉の匂いがした。
祖母はイアリングを、クリスタルのイアリングをしていた。
祖母は子守唄を歌ってくれた。
狼の話をしてくれた。大きなベッドに一緒に寝てくれた。
フルーツの揚げ物やアーモンド菓子を作って食べさせてくれた。
祖母は友人がたくさんいた。祖母の友人達は砂糖漬けオレンジと紅茶の香りがした。みんなロシア語でしか話さなかった。笑うときはみんな大声で笑っていた。身振りをまじえて。みんなかなり高齢だった。白髪を頭の周りに愛らしく編んでいて、頬はほのかに赤みがかっていた。首の周りにみんな、黒いビロードのリボンをつけていた。その真ん中に宝石が、時にはカメオ細工の色のついた石があった。そのリボンの上にピンできっちりと留められた白髪の頭があった。中には頭に、白斑のある小さな真珠の付いた長い金の鎖をつけている人もいた。
祖母はSmyrneのレーズンが一杯入ったクルミ菓子を作ってきた。自分のそばのお皿にそれをひとかけら置いた。ロシアの婦人達はみんな私をじっと見た。それを見て私は首を伸ばし立ち上がりお皿のほうにゆっくりと歩いていった。ロシアの婦人達は私を見て微笑んだ。そして祖母は私にキスした。私は祖母と一緒に笑った。・・
私は祖母を死んだものとして受け入れることができたのは、ずっと後、そのためには長い年月が必要だった。
「Il etait un piano noir...」P.53,54,55,56

・・・・・・・・
参考サイト:
Moldavieはこちら
Tregastel(Bretagne)はこちら
Moldavie参考サイト日本語はこちら

こちらの(3)を参照するとBarbaraがおばあちゃんに寄せていた思いの深さがよくわかる。このエピソードもご覧ください。こちら

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